Google Maps と Mapion 日本測地系→世界測地系
WEB上に地図を表示する代表的なツールはGoogle Mapですが、場合によっては他のAPIも使い分けることが必要だというケースがあったのので、覚え書きを記します。
地球上の位置を特定するのに用いられるのが緯度・経度。
ただしこの緯度・経度には基準とする前提条件があることを不勉強でしりませんでした。ざっくり言うと「世界測地系」と「日本の測地系」に別れていて、Google Mapは当然ながら世界標準とされる「世界測地系」を採用しているわけですが、これがMapion(マピオン)をはじめ多くの日本の地図情報WEBサービスは「日本の測地系」を採用しているとのこと。
この二つの測地系の間に存在する誤差は、Wikipediaによれば
「東京付近では、おおむね、日本測地系の数値から、北緯に12秒加え、東経に12秒減ずると、世界測地系の数値が得られる」。
とのこと。(この”東京付近では、”とか”おおむね”とかいうのがひっかかりますが。)
これを計算式でいうと、
x = 日本測地系経度 + 分/ 60 + 秒/ (60*60)
y = 日本測地系緯度 + 分/ 60 + 秒/ (60*60)
x = y – y*0.00010695 + x*0.000017464 + 0.0046017
y = x – y*0.000046038 + x*0.000083043 + 0.010040
となるらしい。
ちなみに、福岡付近のMapionデータをGoogle Mapsへ変換した結果、ほぼピタりの地点もあれば、数メートルくらいズレが見られる場合もあり、小さい施設などの場合はこの数メートルの差が明らかなズレに感じてしまう場合もあり、という結果になってしまいました。
この差の調査は引き続き行う予定です。
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